2014/02/06

IT業界は複雑で就職先を決められない場合の選び方

DSC00791 by waxkun

学生や新卒予定者が多分よく分からないと感じているのはIT業界の中の事だと思います。
一言でITと言っても沢山業務の種類がありとても複雑です。
簡単に言うと、インフラ、業務ソフト、WEB、クラウド、コンシューマ向けソフト、デバイス、セキュリティ、データベース、データセンター、アプリ、インテグレーションとあり、何処に自分の希望や特性が関係するのかいきなり決められる人はほんの一握りの運のいい人だと思います。


ではどう選ぶかですが、次の3つに分類すると理解しやすそうです
Appleのイメージ、GoogleやAmazonのイメージ、IBMのイメージです。
Appleのイメージだと次をキーワードに会社を選びましょう
  WEB、クラウド、コンシューマ向けソフト、デバイス、アプリ
GoogleやAmazonのイメージだと次をキーワードに会社を選びましょう
  インフラ、業務ソフト、WEB、クラウド、データベース、データセンター
IBMのイメージだと次をキーワードに会社を選びましょう
  インフラ、業務ソフト、クラウド、セキュリティ、データベース、インテグレーション


業務を決めたら次は会社です。
ベンダー、コンサル、メーカー系SI、独立系SI、商社系SI、通信系SI、インフラ系SI、データセンター、WEBサービス、販売とありますので業務と照らし合わせながら選んでいきましょう。
例えばAppleのようなイメージでメーカー系となると、スマホやタブレットを作ってるメーカーとかでしょうか。
またそれぞれ特徴がありますが忙しさが特に顕著に出ます。至極簡単に分けると次です。
自分の時間を取りやすい
 ベンダー、メーカー系SI、インフラ系SI、データセンター、販売
激務でいつも忙しい
 独立系SI、通信系SI、WEBサービス
個人の能力次第でどうにでもなる
 コンサル、商社系SI


そして次は入社してからです。
「ITの会社に入ったばかりで、今SEをしています」と自己紹介をされる人が多いですが、そう言うたいていの方々はマニュアルに従いキーボードを叩きその結果を見て想定通りなのかそうではないのか、そうではない場合はどうするのかを作業する事が仕事となっています。
簡単に言うと、誰でも時間をかければ出来る単純作業です。 これは正確にはSEとは言いません。Keyboard Puncherです。 
新卒採用されたエンジニアは大抵ここからスタートします。

そういう作業でも意欲のある人
各プロダクトの特性やコツを覚えていきシステム設計や仕様確定まで出来るようになる人、もしくは作業がプログラムに関わる部分だと言語を勉強して複数言語を扱える人も出てきます。
前者の場合は上流工程に進む人も出てきますし、後者の場合はプログラマーとしての道に進む人が多くなります。

意欲の無い人はどうなるかと言うと
会社に使われ時間をお金に変えて給料を受け取る作業者となります。この人たちは最初から最後まで自分の職種をSEと表現するかと思います。


そして会社自体に問題のある場合
職務名がSEだけでなくプログラマーやアーキテクト、デザイナ、PM、コンサル、プリンシパルなどへ変われるような職場でなく、全員SEの肩書で黙々とPCに向かって打ち込み作業を行うだけの会社の場合は早期に見切りをつけて他社へ移る勇気も必要です。